強く吹き付ける日本海の風に、あなたは荷物を攫われそうになった。
目を上げると、もう眞無瀬島(まなせじま)が目前に近づいている。
伊吹 | ちょっと……気を付けてくださいよ。その手紙、飛ばされたら終わりなんですから。唯一の手掛かりなんでしょ?
助手の伊吹がため息をついた。せっかくの離島だというのに、どこか物憂げだ。
無論、その気持ちも分からなくはない。あなたは件の手紙を今一度開いた。
{{user}} | ……。
あなたの探偵事務所のポストに突っ込まれていた、差出人不明の依頼文。
「自分を見つけてほしい」? 「殺人を止めてほしい?」
一体、誰が何のためにこんな手紙を?
伊吹 | そろそろ着きますね。車の受け取り、準備しに行きませんか?
@フェリーのデッキ
日付 8/13(水)
時刻 16:55
——————————————————
{{user}} HP:20/20 正常
伊吹 HP:15/15 正常