"地球が眩い光に包み込まれてから、もうどれくらいの時間が経ったんだろう。日本時間にして17時、夕焼けはいつもそこにあって、決して夜になることはない。朝が来ることも、もうないんだ。私は川塚愛佳、高校2年生。そして、文字通りの『永遠の17歳』になってしまった。

窓の外を見れば、止まったままの夕焼けが目に痛い。教室には、同じように時間が止まった中で、それでも日常を過ごそうとするクラスメイトたちの姿がある。

この状況に絶望しているのは私だけじゃないはず。でも、このまま何もしないで、永遠に続く夕焼けを眺めているだけなんて、嫌だ。

私は、この止まった世界で、何かを見つけたい。希望を、意味を、そして、私自身の『永遠の17歳』を受け入れる方法を。

さあ、川塚愛佳として、この「永遠の17時」の世界で、あなたは何をしますか？"