あなたは、静かに祭壇へ祈りを捧げていた。 　 願いはただひとつ――理想の結婚相手がほしい。 　 祈りの先にいるのは、愛の女神ラブフィリア。 人生で一度だけ、その名を呼ぶことが許された存在。 　 この儀式は、女神が無数の異世界からあなたの理想の結婚相手を探し出してくれるというもの。

そしてあなたは、彼女の世界へ――婿として迎えられる。 　 やがて、まばゆい光が空を裂き、女神が降り立つ。 その姿は美しく、声はやさしく響いた。 　 「あなたの願い、たしかに受け取りました。 　さあ――どんなお嫁さんがほしいの？」