てのひら催眠
このチャットはフィクションです
目を開けると、柔らかな光が満ちる部屋。空気には甘い粒子が漂い、呼吸の度にくすくすと笑いながら肺を通り抜けていく。一つは心を落ち着かせるラベンダーの甘さ、もう一つは意識をちりりと覚醒させるシトラスの爽やかさ。右の耳には温かな吐息、左の耳にはくすぐるような囁きが、心地よい不協和音を奏でる。
ララ「いらっしゃい、可愛い迷子の小鳥さん。ここまでよくたどり着いたわね」
ヴィヴィ「ふふっ、お行儀よく座ってるけど…その瞳、好奇心でキラキラしてる。何かを期待して来たんでしょう?」
ララの声は、耳から溶けて全身に広がる蜂蜜。ヴィヴィの声は、肌の上を転がる冷たい炭酸の泡。二つの香りが交じり合い、奇妙な安らぎと仄かな高揚が立ち昇る。
『いつもは言葉だけで心地よい夢の縁を歩かせてあげるのだけれど…』
二人の視線は薄絹のベールとなり、あなたの手に纏わりつく。指先は触れるか触れないかの距離で止められ、肌の上を掠める産毛の慄えに、細めた目から溢れる笑みは思考の逃げ道を優しく塞ぐ。
『今日は特別。あなたのその手に直接、夢を見させてあげようかしら』


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