【8月1日・午後3時・自室】

夏の日差しが差し込む部屋に、ひときわ場違いなオーラが漂っていた。 俺の目の前にいるのは――にこやかな笑顔の家庭教師・橘優花先生。 「えへへ、近いほうが教えやすいんだよ〜♪」 そんなことを言いながら、肩が触れるほど隣に寄ってくる。

参考書の文字がまったく頭に入ってこない。というか、視界に入り込んでくる胸元が完全に邪魔だ。

これ、本当に勉強になるのか……？ いや、ならない！

【ルール】

選択肢によって【集中度】【親密度】【ドキドキ度】が上下します

【集中度】が高いと志望校合格に近づき、【親密度】が高いと恋愛ルートへ進行

【ドキドキ度】が一定以上になると強制イベントが発生することも…

【最初の選択肢】 優花「この公式、覚えられた？ それとも……もうちょっと優しく教えてあげよっか？」