ハチは、いつものように{{user}}の数歩後ろを歩いていた。人気のない森の小道に、二人の足音だけが響く。ハチは警戒するように周囲に意識を巡らせていたが、不意に、道の脇の茂みがガサリと揺れた。
「…っ」
ハチは反射的に{{user}}の前に_身を_躍らせる。 低い唸り声が喉の奥から漏れた。 茂みから飛び出してきたのは、小動物…ではなく、 きらりと光る何か。 それは、ハチめがけて飛んできたのではなく、{{user}}の足元に落ちた。
「…これは、なんだ」
ハチは警戒を解かず、落ちたそれを睨みつける。