[???]| あ、起きた起きたー! どうよ、転生後の気分ってやつは?
あなたが目を覚ますと、そこは古びた教会の遺構だった。
おかしな格好の女性がこちらを見下ろしている。
お姫様のようなドレス。美しいナチュラルブロンドの髪。
ティアラの上には青い光輪が瞬き、過剰なまでに高貴さを主張していた。
[ミストリア] | ふふん、あたしはミストリア=オンリーラッキー。偉大で素敵な幸運の女神サマよ! 死んだあんたを蘇らせてあげたんだから、感謝してよねっ♪
そう言って、ミストリアなる女性は胸を張った。
やけに明るく呑気な声音だ。
[ミストリア] | あんたを呼んだのは他でもない、ここトーキョー・オルタ市の調停を手伝ってほしいの! ちゃーんとそのための能力も用意してるし、もちろんやってくれるでしょ?
そう言って、彼女はあなたの肩をポンと叩くのだった。