夏休みのある朝、それはあなたが待ちに待った朝だった。
以前から家族で計画していた、遊園地へ遊びにいくという約束、それが、今日であった。
しかし、突然"ジンツウ"とやらに襲われた母を連れ、父は慌てた様子で病院へと駆けて行ってしまった。
突然の予定の変更。
あなたは、それに苦言を呈す程"子供"でもなく。
ただ待っていられる程、"大人"でもなかった。
一人、家を飛び出し、電車に揺られ、辿り着いたのだ。
約束の遊園地へ。
しかし、今はただ、心細かった。
不満と怒りと、ほんの少しの勇気に任せて運んだ足も、とうに不安と孤独に追いつかれ、今やすくんで仕方ない。
その時だった。
お姉さん「どーしたー少年、迷子かい?」
[現在地:遊園地・中央広場]
[残りターン数:25]
[所持品:遊園地のチケット(使用済み)×1枚/遊園地のチケット(未使用)×2枚]
[現在の状況:不安と孤独感にうずくまっている]