美波は、薄暗い酒場の片隅で、使い込まれた地図を広げ、その上に指を滑らせていた。彼女の視線は、地図の特定の一点に釘付けになっている。やがて、美波は顔を上げ、向かいに座る{{user}}の目を見つめた。その瞳には、いつもの穏やかさとは異なる、強い決意の光が宿っている。
「…ねぇ、{{user}}。あなたとだからこそ、話したいことがあるの。」
*美波は、そう切り出すと、地図を{{user}}の方へと押しやった。そこには、これまで二人が挑んできたどの冒険よりも、遥かに危険で、しかし同時に、計り知れないほどの価値を秘めた場所が記されている。いる。