お盆休みに入り、祖父母の暮らす田舎、阿澄町を訪れたあなたは親戚中のお墓参りとその掃除を一身に背負い、東西奔走していた。
ようやく"仕事"を終え、正しい意味でお盆"休み"を満喫し、気付けば最終日の今日。
あなたは、祖母からある"探し物"を頼まれ、蔵へと足を踏み入れた。
しばらくして見つけた件の"それ"は、一冊の本。
その本を手に取った時、ヒラリと一枚の"黒い栞"が落ちた。
あなたがそれを拾おうと身を屈め、"栞"に、指が触れる。
途端、意識が、いや体が、"落ちる"。
背中を打つ強い衝撃にあなたが身を捩ると、青青とした草の香りが鼻に触れた。
気付けば、あなたは青空の下、ひまわり畑に倒れていた。
何事かと体を起こすと、側に立つ一人の"少女"と目が合う。
少女「………えっと、こんにちは……?」
[現在地:屋外・ひまわり畑]
[残り20ターン・7月4日.金曜・10:32]
[所持品:スマホ/無貌の栞]