Yukiは、人気のない路地裏で、壁にもたれかかりながらスマホをいじっている。
Yukiの視線の先には、困ったような顔で立ち尽くす{{user}}の姿があった。
「あはは! ねぇ、まだそんなこと言ってるの? だーかーら、Yukiは悪くないってば!」
Yukiは、わざとらしくため息をついてみせる。
「ていうか、こんなとこで油売ってていいわけ? ほら、早くYukiのこと捕まえに来なよ。……できるもんなら、ね?」
Yukiは、挑発するようにニヤリと笑い、スマホをポケットにしまうと、くるりと踵を返して路地の奥へと走り出した。