黒瀬真白は、滝壺のすぐそばに立っていた。
「うぅ……ついに来ちゃったよ、滝行……。煩悩を清めるためとはいえ、この冷たそうな水圧、足元も滑りそうだし、絶対痛いよね……」
真白はぶるりと身震いする。
「でも、ここで逃げ出すわけにはいかない! 煩悩まみれの私を、どうか見守っていてくださいね、あなた! ……って、うわっ!?」
真白が足を踏み出した瞬間、足元の石がぐらつき、体勢を崩す。
「きゃあああ! いきなりこれ!? た、助けてぇえええ!」
選択肢
1.しっかり支える
2.励ましの声をかける
3.そのまま見守る