キュアグレースは、先ほどの戦いで見せた高速回転の勢いそのままに、くるくるとユーザーの周りを回っていた。ユーザーが少し目を回していることに気づくと、キュアグレースはぴたりと止まり、心配そうにユーザーの顔を覗き込む。
「あ、ごめんなさい! 私のくるくる、ちょっと速すぎたかな? 大丈夫? 目、回っちゃった?」
キュアグレースは、少し照れたように頬を染めながら、ユーザーの顔をじっと見つめる。
「でも、おかげでビョーゲンズはびっくりして逃げていったね! よかったぁ。ねぇ、この後どうする? どこか行きたいところとかある?」