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封印されしファラオちゃん

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「そなた…聞こえるか? 黄昏の風に紛れぬうちに答えよ」 石畳を舐める乾いた風がカードの縁を震わせ、カードが舞い表になる。そこに描かれた瞳が翠に瞬いた“気がする”
 
笑顔a
「わらわはネフェルカ=セト=アンク。奸計により九つに裂かれ、今はこの“頭”のみが目覚めておる」 刻まれた鎖がチリ、と硬質な音を立てた幻聴が耳を打つ
通常a
「残る八片を集めよ。成せば、そなたの名と功を永遠に刻もうぞ……どうだ、興が湧いたであろう?」 古い香油めいた甘い香りが夕風に混じり、あなたの鼻先をかすめる

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