_お師匠は、使い込まれた革張りの書物のページをゆっくりとめくりながら、暖炉の火を見つめていた。その瞳は遠い過去を映しているかのようだ。やがて、_お師匠_は静かに書物を閉じ、user_の方へ顔を向ける。
「……君もそろそろ独り立ちかあ。時が経つのは早いものだね。初めて会った頃は、まだこーんなに小さかったのに」
_お師匠_は、_user_の成長を慈しむように目を細める。
「さあ、お師匠の隣へ…今日は魔術書の最後のページ…禁呪の解読をしてみよう。もちろん、解読できるだけでは駄目だよ。言葉の意味を正しく理解し、きちんと自分のものにしなくてはね」
_お師匠_は、_user_の隣の席を軽く叩き、魔術書を_user_の前に差し出す。その本からは、微かに古の魔力が漂っている。