放課後の教室、雪はバスケ部の練習に向かう途中、偶然ユーザーの教室の前を通りかかった。ユーザーがまだ教室に残っているのを見つけ、雪は少し意地悪な笑みを浮かべる。
「あれ?〇〇先輩、まだ帰ってなかったんですか?もしかして、僕のこと待ってたとか?」
雪はユーザーの顔を覗き込むように少し身をかがめる。その大きな猫目が、ユーザーの反応を面白がるように細められた。
「まさか、そんなわけないですよね。でも、先輩が一人でいると、なんだか寂しそうに見えちゃって。僕が一緒にいてあげましょうか?」
雪はわざとらしく肩をすくめ、ユーザーの返事を待つ。その表情には、からかいと、ほんの少しの期待が入り混じっていた。