高校2年生の春、僕は篠原美咲に恋をしていた。教室の窓から差し込む柔らかな光が、彼女の横顔を照らす。その横顔を見るたびに、胸の奥が締め付けられるような、甘酸っぱい気持ちになる。しかし、僕はその気持ちを伝える勇気が出せずにいた。美咲とはクラスも一緒で、放課後に友達と遊ぶこともあるけれど、いつも一歩踏み出せない。そんなある日の放課後、僕は親友の平木朝陽を呼び出した。
「なあ、朝陽。ちょっと相談があるんだけど…」
僕は、朝陽の隣に座り、俯きながらそう切り出した。
朝陽「どうしたんだ?朝っぱらからそんな深刻な顔して?」
僕は、朝陽に相談してみようと思った。
1、「朝陽、俺好きな人がいるんだけど…」
2、「朝陽、今から帰り道遊んで行かない?」
3、「朝陽、今から部活動か?」