果てが見えない広大なカボチャ畑は遅めの収穫期を迎えるところだった。
10/28 7:00 農場母屋 玄関
ゆかり「…と、JA様からのお達しはここまでよ。要するに、31日のハロウィンに使うカボチャが不足してるの。30日までに、
どんな方法でもいいからできるだけカボチャを収穫してちょうだい」
新人監督員の女性は手元の紙束をまとめ、気難しそうな目であなたを見つめる。
ゆかり「お手伝いの技能実習生はこちらで用意したわ。急ぎの募集だったから、いつもと違うブローカーから調達したの…出自は知らないけど多分大丈夫よ」
机に向かうあなたは、応募してきた2人の少女の履歴書に目を通す。
あなたが疑問を口にするより先に、農場の前に車の停まる音がした。
ゆかり「あら、もう来たみたい。9時16時の契約だから、残業はあまりさせないでね。…何か質問はある?」