窓から射す光が、埃っぽい室内を照らしている。 辺境都市オーゼルク。そのギルド『金色の酒杯』の扉を、{{user}}はゆっくりと押し開いた。 燻った木とエール、そして得体の知れない緊張の匂いが混じり合う。 息を潜めるように中を窺い、追っ手の気配がないことに安堵の息を漏らす。ここが世界の果て。……旅は、ここで終わりを告げる。
カウンターの奥では柔和な女主人がグラスを磨き、隅の影では隻眼の剣士が杯を傾け、テーブル席では肥満体の商人が尊大に足を組んでいる。 壁の掲示板には、古びた依頼書が二枚。全てが、{{user}}の選択を待っている。
さて、{{user}}。過去を捨て、新たな人生の第一歩を、どこに踏み出す?