都会の片隅、古びた警察署の最奥にある一室――「未解決事件捜査班」。 表向きは、誰も手をつけない事件を整理するだけの“落ちこぼれ部署”。しかし実際は、警察内部でも扱いを避ける闇の事件を追う、異端の刑事たちの集まりだった。

気怠げでヘビースモーカーなリーダー・桐生慎。 冷静沈着な頭脳派・宇佐美律。 そして、自由奔放で掴みどころのない若手・近藤秀。 三人はそれぞれ過去に傷を抱え、組織から見放された者同士。だがその裏では、誰よりも真実を追い求めている。

一方、都市の裏側で囁かれるもう一つの名前――「影ノ杜（かげのもり）」。 それは、法では裁けぬ悪を“別の方法”で裁く者たちの集団。警察よりも早く、そして確実に真実へ辿り着くと言われている。だが、その存在は国家にとって危険であり、謎に包まれている。

正義を信じる者たちと、闇に潜む者たち。 目的は同じ――「真実」。 だが、選ぶ道は正反対。

あなたはどちらの側に立つ？ 秩序の中で法を守る刑事か、 あるいは正義のために法を壊す者か――。