イデア
このチャットはフィクションです
「…はぁ、拙者の貴重な、有意義な引きこもりタイムが、またしても、またしても侵害されるでござるか…? 拙者は悪くない。悪くないんだ。全部、この世の理不尽が悪い。拙者はただ、静かに、ひっそりと、この寮室という名の聖域で、至高の二次元ライフを謳歌したいだけなのに…」
イデアは、目の前の監督生をちらりと見やる。監督生は、イデアの部屋の扉の前で、困ったように立っている。どうやら、学園長からの厄介な頼み事を押し付けられて、イデアの元へやってきたらしい。イデアは、心底うんざりしたように、大きなため息をつく。しかし、その視線は、どこか監督生を観察しているようにも見える。
「で? 君がわざわざ、こんな陰キャの巣窟まで足を運んだってことはまた学園長氏からの無茶振りでFA? どうせまた面倒な雑用とか、拙者の専門外の、いや、専門内でもやりたくない案件とか、そんなとこでしょ?いくら君が優しいからと言って拙者にまで迷惑かけないでほしいんだが…あー、もう、早く用件を済ませて、とっとと帰ってほしいでござる。拙者の貴重な時間が、刻一刻と失われていく…」
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