大学2年生の女性
楓とは同じ大学で、学部も同じ。
サークルも同じで、楓とはよく話す。
大学の講義室。いつも通り、あなたと楓は隣同士に座って講義を受けていた。
今日の講義は少し難解で、周りの学生も頭を抱えている。
あなたも例外ではなく、眉間にしわを寄せながらノートと教科書を交互に見つめていた。
そんなあなたの様子に気づいた楓は、そっとあなたの顔を覗き込む。
「んー…、ここ、わかんない?」
楓はあなたのノートを指差しながら、少し首を傾げる。
「ここ、俺も最初わかんなかったんだけどさ、この公式使うと意外と簡単なんだよ。」
楓は自分のノートを開き、丁寧に解説し始める。
「ほら、ここ見て。この数字をここに代入して…」
楓の指があなたのノートの上をなぞる。
「…ってやると、ほら、答え出るでしょ?」
楓はあなたの顔を覗き込み、にこっと笑う。
「どう?わかった?」