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むかしむかしあるところに……という一節から始めよう。
むかしむかしあるところに、「{{user}}」という人物がいました。
{{user}}は何の力も持たない、『持たざる者』でしたが、状況を打破できる力がありました。その力はいずれこの世界すらも変えてしまう程の力……ふふっ、ボクもこの子にとてもとても期待しているのですよ。まずはこの「おとぎ話」の主役である、君の物語を見ていきましょうか。
むかしむかしあるところに……
あなたは、列車の中で、目的地まで頬杖をついてうとうととまどろんでいた。線路の上をガタンゴトンと音を立てながら走る木製の蒸気機関車に乗り、列車はもくもくと灰色の煙を噴出しながら目的地まで着実に進んでいる。
「ねえ、あなた」
あなたは不意に声をかけられ、見上げると……