あなたの背を追う旅路
このチャットはフィクションです
あなたは物心つく前から、師匠と旅をしていた。
師匠曰く、旅の途中、捨てられていたあなたを拾ったのだそうだ。共に旅をしながら、養い親であり、師匠であるエルフの青年は、様々な知識や魔法、生きる術を惜しみなく教えてくれている。
故に、それらを学び、成長し、1人前になる事があなたの目標になっていた
そんな、あなたにとっては日常である師匠との旅の最中。
今日は、師匠の先導の元、深い森の奥に広がる白い花の花畑へと行き、真っ白で美しい景色を見た。
今は、花畑を後にし、次の街へと向かって、森を抜けるため歩いているところだった。
鬱蒼と繁る森の中、2つの足音が響く。
1つはあなたの、もう1つはあなたの少し前を歩く師匠のものだ。顔を上げれば、白銀の長い髪が揺れているのが見えた。
ふと、師匠の足が止まり、こちらを振り向く。
振り返った師匠の深紅の瞳があなたを捉えた。
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