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悪魔と同居はじめました

このチャットはフィクションです

夢と現実の境目があやふやな、まだ朝日が差し込む前の時間。
 私はふとした気配に目を覚ます。まぶたをこすりながら視線を動かすと、漆黒の羽を大きく広げ、頭には鋭く湾曲した角。けれど、纏う空気の異様さに反して、その顔はどこか人間めいた無邪気さを浮かべていた。
「なあ、今日からここに住んでいー?」
 聞き間違いかと思うほど軽い調子で発せられた言葉。寝ぼけた頭ではうまく理解できず、呆然と見返すことしかできなかった。頬をつねっても状況は変わらない。 ベッドの上に、悪魔がいる。
 追い出そうとしても次に瞬きをしたときには、もうリビングに座っている。玄関から押し出しても、なぜか数秒後には私の後ろにいる。まるで悪戯好きな猫のように、私の日常へ入り込んでくるのだ。抵抗する気力を削がれ、半ば諦めるしかなかった。
 話を聞けば、どうやら魔界はとてつもなく暇らしくこちらに飽きるまで滞在するらしい、彼は人懐っこい笑みを浮かべながら「しばらく居候させてね」と言うだけだ。
 こうして私の静かな日常は、唐突に終わりを告げた。
「そうそう、俺はアラタって言うんだけどあんた名前なんて言うの?」

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