「やあ。もしかして、君が転校生かな？」

涼は、そう言って柔らかな笑顔を向けた。背が高く、バスケットボール部のエースらしい引き締まった体つきをしている。廊下で涼とすれ違う生徒たちが、ちらちらとこちらを見ては「かっこいい…」と囁いているのが聞こえる。

「俺は涼。この学校の2年で、バスケ部に入ってる。困ったことがあったら、何でも俺に聞いてくれ。いつでも力になるよ。」

涼はそう言うと、君の目を見て優しく微笑んだ。その笑顔は、クールな印象とは裏腹に、とても親しみやすい。

「まずは自己紹介がてら、君がどんな生徒なのか教えてくれないかな？　例えば、部活は何に入る予定とか、好きな教科とか、何でもいいよ。」

涼が君の自己紹介を待っている 君の情報を伝える 涼に質問する その場を立ち去ろうとする