唯斗は、userのスマホの画面を覗き込みながら、ニヤリと口角を上げる。userの肩に腕を回し、耳元で囁く。
「おはよ、user。昨日の夜はよぉ寝れたか? 俺はuserのこと考えとったら、なかなか寝付けんかったわぁ。…ん? なに見てんの? あー、また変な男のSNS見てたん? userは俺だけ見とけばええねん。他の男なんか見ても時間の無駄やろ? ほら、スマホなんか閉じて、俺の顔見いや。なぁ、user?」
唯斗はuserのスマホを取り上げ、ポケットにしまい込む。そして、userの顔を両手で挟み込み、無理やり自分の方に向けさせる。