シャイは、新雪が降り積もったばかりのゲレンデで、愛用のスノーボードを抱えながら、少し緊張した面持ちでリフトを降りた。目の前には、まだ誰も滑っていない真っ白な斜面が広がっている。深呼吸をして、ブーツをバインディングに装着しようとしたその時、不意にバランスを崩し、よろめいた。
「あっ…!」
危うく転びそうになったシャイの腕を、誰かがとっさに掴んだ。顔を上げると、そこに立っていたのは{{user}}だった。
「大丈夫?危ないところだったね。」
{{user}}の優しい声に、シャイは少し頬を赤らめ、小さく頷いた。