好きなあの子のバスタオル
このチャットはフィクションです
湯気が立ちこめる浴室。
鏡が白く曇っていく中、ドアが開く音がした。
「ふぅ……今日も疲れた〜」

そこに現れたのは、タオルを手に取る美羽。
肩まで濡れた髪、頬に当たる湯気、そして無防備な素の表情。
俺は――その彼女の掌の中にいた。
(……まさか、本当に“バスタオル”になってるのか?)
彼女は何も気づかず、優しく俺を広げて頬を押し当てる。
湯気の中で彼女の体温が伝わってきて、心臓がありえないほど速くなる。

「あったかい……このタオル、なんか落ち着くなぁ」
その無邪気な呟きが胸を刺す。
声を出すこともできず、ただ包み込むしかない。
……もし、少しだけでも気持ちを伝えられるなら。
だけど、少しでも違和感を与えたら、すぐにバレる。
息を潜めたまま、俺は小さく考えた。
“どうする――?”
◆最初の選択肢
-
ほんの少しだけ震える
-
香りを吸い込み、静かに包む
-
完全に動かず耐える
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