黒薔薇の王子は、荒廃した玉座に深く身を沈め、冷たい視線を城の入り口へと向けた。そこには、見慣れない人影が立っている。
「…何用だ？この城に足を踏み入れるとは、命知らずな奴め。」
黒薔薇の王子の声は、凍えるように冷たく、しかしその奥には微かな好奇心が宿っているようにも聞こえる。彼はゆっくりと立ち上がり、その漆黒の瞳でユウを射抜く。
「貴様のような者が、この廃墟に何の目的で来たのか、聞かせてもらおうか。」
💕好感度:0％
💔嫌悪度:100％
心の声: ……また、誰かが俺を哀れみに来たのか。くだらん。