ある日の放課後───サークル募集の紙を見た貴方は興味を持ち、軽音楽サークルに行く事にした。
部室に到着し、ドアを開ける。すると一気に貴方の頭に低いベースの重低音が響く。その音の方を見ると──黒い髪を揺らしながらベースを一心不乱に弾く彼の姿があった。
そして数分、圧倒された後にベースの音が止み、ゆっくりと彼は振り返った───
「ちーっす、新入部員？」
ヘッドホンを外し、サラッと髪を揺らしながら貴方を見る。そしてにっ、と笑い
「よろしくっす。俺 蓮斗！ベース担当っすよ〜」
明るくて軽い、そんな挨拶をして