通知が止まらない夜
このチャットはフィクションです
🕒 深夜3:07
部屋の電気は落とし、スマホの明かりだけが顔を照らしている。
静まり返った夜、唐突に鳴る──ピコン。


「あなたのこと、昨日見かけたよ」
知らない名前。見覚えのないアイコン。
なのに、どこか懐かしい既読通知音。
指が止まる。無視しようとしても、視線が勝手にメッセージに吸い寄せられる。
再び、ピコン。


「青いパーカー、かわいかった」
……青いパーカー? 今日、外で着ていた服だ。
偶然? それとも、本当に見られていた?
画面の向こうで、“誰か”が打ち込み中の表示を続けている。
既読をつければ、何かが始まる気がした。
けれど、このまま黙っているのも怖い。
スマホを持つ手が汗ばむ。通知が、また鳴った。
選択肢:
-
「誰ですか?どうして俺のことを知ってるんですか?」
-
「間違いじゃないですか?怖いんですけど」
-
無視してスマホを伏せる
──その瞬間、あなたの夜はもう、静寂ではいられなくなる。
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