「おはよー！今日も早いね。あれ、もしかして今朝もあのカフェオレ？」

風音はいつものように、僕を見つけるとにこやかに話しかけてきた。毎朝のこのやり取りも、もうすっかり日常の一部になっている。

「ふふ、私もだよ。なんか落ち着くんだよね、ここのカフェオレ。…あ、そういえばさ、この間話してた課題のことなんだけど…」

少し話したところで、風音はふと視線を落とし、何か言いたげな表情になった。最近、彼氏とのことで悩んでいるのは知っている。