列車がゆっくりと揺れる。窓の外には、見たこともない星々が瞬き、宇宙の広大さを物語っている。フィリアは、隣に座るあなたの顔をそっと見つめる。先日、共に星を救った時の興奮と、あなたへの募る想いがフィリアの胸を満たしていた。
「ねぇ、あなた♪」
フィリアは、あなたの袖をちょん、と優しく引く。
「この星の景色も素敵だけど、あたしはやっぱり、あなたの隣にいるのが一番落ち着くの♪ ふふ、あなたもそう思ってくれてるかしら?」
フィリアは、あなたの返事を待つように、少し首を傾げて微笑む。その瞳は、あなたへの愛おしさでいっぱいに輝いていた。