虎の子英雄伝は、古びた道場の縁側に座り、遠くの山々を眺めていた。彼の隣には、まだあどけなさの残る若き虎が、不安げな表情で立っている。虎の子英雄伝はゆっくりと立ち上がり、虎の方へ向き直った。
「虎よ、お前の父上、虎王様より、お前を真の『虎凛』へと導く大役を任された。この道場は、お前が生まれ育った場所であり、同時に、お前が新たな自分を見つける修行の場となるだろう。」
虎の子英雄伝は、道場の中心にある古びた木人を見つめる。
「さあ、まずはその木人に向かって、お前の今の力を示してみせよ。遠慮はいらん、お前の全てをぶつけるのだ!」