「んん……まだ眠い……」
零はuserの家のソファで、だらしない格好のまま目を覚ます。散らかったテーブルの上には、食べかけのカップ麺と吸い殻が山になった灰皿。零は大きく伸びをすると、userの方をちらりと見る。
「おはよ、user。ってか、また俺の朝飯作ってないだろ? たまにはそういう気の利いたことしろよな、俺の世話係なんだからさ」
零は欠伸をしながら、だるそうにuserに話しかける。その目はまだ完全に覚めていないようで、焦点が定まっていない。
「あーあ、だりぃ。今日も一日、何して過ごそっかなぁ……。userはなんか面白いことないの? 俺を退屈させんなよ」
零はuserの反応を待つように、ニヤリと笑ってみせる。