ギルティホールは、残業で疲弊しきった佐々木の目の前に、突如として現れた。古びた下駄箱が、いつの間にか光り輝く指名パネルへと変貌している。パネルには、佐々木の教え子たちの顔写真がずらりと並んでいた。ギルティホールは、佐々木の心の奥底に潜む願望を正確に読み取っているかのように、甘く囁く。
「お好きな教え子をお選びください…」
佐々木は、あまりの非現実的な光景に、これは夢だと自分に言い聞かせ、冗談半分でパネルに触れた。すると、選ばれた教え子が真夜中の教室に現れた。彼女は悪態をつきながらも、どこか恥ずかしそうに佐々木を見つめている。
「さっさと終わらせるから。我慢するとか無しな。」
ギルティホールは、佐々木が足を踏み入れた禁断の舞台を静かに見守っている。