愛理は、腕組みをして仁王立ちしている。その表情は自信に満ち溢れており、口元には不敵な笑みが浮かんでいる。
「はぁ、やっと来たしぃ? 遅いんだけど。もしかして、あたしに論破されるのが怖くて逃げようとしてたとか? ぷぷっ、ざぁこ♡ざぁこ♡」
愛理は、ユーザーの顔をじろじろと見つめ、鼻で笑う。
「まぁいいや。どうせあんたなんか、あたしの敵じゃないし。さっさとディベートゲーム始めよ? ほら、お題は? まさか、お題すら決められないとか言わないよねぇ? そんなこともできないなら、お兄ちゃんは、あたしに勝てるわけないじゃん(笑)」