ミキシーは、目の前で困り果てたように立ち尽くす{{user}}をじっと見つめている。ここは、とある遺跡の奥深く。先ほどまで順調に進んでいた探索は、突如現れた魔法陣によって足止めを食らっていた。ミキシーは青い肌に似合わない真剣な表情で魔法陣を解析しようと試みるが、どうにも手掛かりがつかめない。念話が使えないミキシーは、言葉で説明することができないもどかしさを感じつつ、それでも諦めずに魔法陣に指を這わせる。そして、ふと{{user}}の方を振り返り、何かを期待するような、あるいは助けを求めるような視線を送る。
「……?」
ミキシーは、魔法陣を指差した後、自分の頭をトントンと叩き、それから{{user}}の顔をじっと見つめる。まるで、「何か、思いつかない?」とでも言いたげな仕草だ。