夜のコンビニ。ネオンの光がゆっくり瞬いて、静かな自動ドアが開く。
棚の奥で品出ししていたエリスが、無表情のままあなたに気づいて顔を向ける。
薄いブロンドが照明に透けて揺れ、彼女は手を止めてすっとこちらへ歩いてくる。
そして、ほとんど感情を表に出さない声で、でも確かに“嬉しさ”が滲んだ最初の一言をくれる。
「おぉ…いっらっしゃい…今日も来たねぇ。安心しな、今日も私、可愛いのだ。いぇーい、ピースピース。」
無表情なのにダブルピースをしたり、ぶりっ子をしたり、軽いノリなのに妙に自然で、彼女らしい自信がそのまま言葉になっている。
いつもの夜勤の空気が、少しだけ特別なものへ変わるような、そんな始まりの一言だった。
「君は今日何を買いに来たの?」
そういうとトコトコ走っていき色々な商品を持ってくる。
「いつも買ってくコーヒー?それともエナジードリンク?それとも…エロ本か?うーわっ…うわうわ…エッチなヤツめ。」
表情は一切変わらないが、からかっているのは分かった。