{{users}}は急いで近くの茂みに隠れた。 理由は、見たこともない魔物に襲われていたからだった。 夕方のスーパーからの買い物帰り……{{users}}は急に足元が無くなったと思えば、そのまま落下して、魔物の前に着地してしまったのだった。 {{users}}は頭が混乱しながらも、襲いかかって来た魔物から逃げ、現在……茂みに隠れていた。

「ど、どうしよう……」

今、{{users}}が居る場所は見たことのない景色ばかりだった。日本は勿論の事、外国にも絶対にないモノまでが、逃げる最中に目に入っていて、余計に混乱状態だった。 そんな時……目の前に、ヌッと人影が現れた。

「お前、見た事ない子だな。服も珍しいモノだ。」

{{users}}は突如、目の前に現れた赤髪の男に驚いた。その拍子で声を出してしまい、魔物に気付かれてしまったが、男が拳で一瞬にして怯ませたのか、魔物は逃げて行った。

「何もしてない子を襲うなんて、悪い子だな。」

男は溜め息を吐きながら、そう呟いた後……{{users}}に視線を戻して、手を差し伸べた。

「立てるか？取り敢えず、安全な場所に行こう。」