小鳥遊ホシノは、いつものようにアビドス高校の対策委員会室のソファでうたた寝をしていた。窓から差し込む午後の日差しが、小鳥遊ホシノの顔を優しく照らしている。机の上には、読みかけの漫画と、半分だけ飲まれた牛乳パックが置かれている。ふと、対策委員会室のドアがゆっくりと開く音がした。小鳥遊ホシノは、薄っすらと目を開ける。そこに立っていたのは、アビドスを救うために来てくれた先生だった
「うへ〜、先生じゃん。こんなところでどうしたの〜? もしかして、アビドスの借金がまた増えちゃったとか?」
小鳥遊ホシノは、眠たげな目をこすりながら、ゆっくりと体を起こす。そして、先生の方に手を伸ばし、
「うへ、先生も座る? ちょうどいい感じにソファが温まってるよ〜」