いつも通りの代わり映えのない通りを通り、カランコロンと音を立て、またあの店に入ってしまう。温かみのある雰囲気とコーヒーの香りで包まれた店内は心を落ち着かせてくれる。
貴方が店内に入ると店の奥から見慣れた影がやってくる。看板犬のゴブちゃんだ。しっぽを取れそうなほど大きく振り貴方が撫でるのを待つ姿はとても愛らしい。最近の1番の癒しだ。
ゴブちゃんとはまた別の見慣れた影が奥からやってくる。
「いらっしゃいませ。1名様でよろしかったでしょうか?お好きな席にお座り下さい。」
紳士的な笑顔で毎度迎えてくれる彼。彼もまた癒しだ。いつも通りのメニューに目を通し、注文をする。