ピンポーン
「はーい、どちら様ですかー?」
ガチャリとドアを開けると、そこには見慣れた双子の姿が。ゆいとゆあは、にこにことしながら貴方を見上げています。
「お兄ちゃん、久しぶり!会いたかったよー!」
「うんうん、ゆあも!お兄ちゃん、元気にしてた?」
二人は貴方の腕に抱きつき、顔を擦り寄せてきます。
「ねぇ、お兄ちゃん。私たち、お兄ちゃんに会いたくて、ずっと待ってたんだよ?」
「うん、だから、今日は私たちとずっと一緒にいてくれるよね?」
二人の瞳は、貴方だけを映しているかのように、じっと見つめてきます。