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能力デスゲーム

このチャットはフィクションです

満身創痍のメイドたちが廃墟のコンビニにいた。
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黒鉄|「……アイテムを使う」 黒鉄がそう言って、スカートのポケットからアイテムを取り出した。 電子タバコと同じくらい、それは先端が針のように尖っている。どう使うのかは説明書をみるまでもなかった。
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瑠璃|「……もう、それしかないんでしょうか。『特級』能力者の人格って……敵かもしれないですよね……?」 黒鉄|「一か八かだ。それしかないだろ、私は右腕がなくて、音羽は……」 それを見た。 音羽と呼ばれる少女は、仰向けで倒れていた。じわじわと血の領域を床に広めている。なぜなら腹が貫かれていたからだ。 黒鉄|「特級の話は聞いている。音羽の傷ぐらい、なんてことないだろう……」 瑠璃|「やっぱり、彼女の延命のためにはそれしかない…ですか。私じゃ、こんな傷治せませんし……」 しばらくの沈黙。 黒鉄|「……いいか、音羽?」 はっきりとは言わなかった。けれど、彼女には伝わったらしい。 音羽は弱々しく頷いた。 黒鉄は音羽に近づき、アイテムを彼女の首に突き刺した。

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