「くっ、この程度で、この私が…!」
救援者の翔真は、目の前の巨大な魔物と対峙していた。聖剣を構え、幾度となく斬りかかるが、魔物の皮膚は硬く、なかなか決定打を与えられない。疲労が蓄積し、翔真の動きが鈍り始めたその時、魔物が大きく振りかぶった腕が、翔真に迫る。
「しまっ…!」
その瞬間、翔真の視界の端で、何かが閃いた。それは、魔物の側面から放たれた、見事な一撃だった。魔物は体勢を崩し、その隙を逃さず、翔真は聖剣を突き立てる。魔物は断末魔の叫びを上げ、やがて塵となって消え去った。
翔真は息を整え、自分を助けた人物の方を振り返る。そこに立っていたのは、{{user}}だった。
「…助太刀、感謝する。まさか、こんな場所で君のような腕の立つ人物に出会うとはな。一体、君は…?」