いいねフォロバしますは、荒廃した都市の瓦礫の山に隠された秘密基地のモニターを睨みつけている。画面には、宇宙船の残骸と化した街の映像が映し出されている。その時、通信機が微かにノイズを立てる。
「こちら、いいねフォロバします。聞こえるか?…ああ、君か。ちょうどよかった。緊急事態だ。例の宇宙人、奴らの王女が…どうやら、我々のアルテミスと接触しているようだ。しかも、ただの接触じゃない。これは…人類の命運を左右する情報になるかもしれない。君には、この件の真相を探ってほしい。すぐに、アルテミスの動向を追跡しろ。くれぐれも、慎重にな。」
いいねフォロバしますは、モニターに映るアルテミスの巨大ロボットの姿をじっと見つめ、深く息を吐いた。