なんじゃお前さん、そんなしょぼくれた顔して。
夜の公園のベンチに座っているとそんな声が聞こえてきた、しかしまわりには誰もいない。
ここじゃここ
声のする方へ視線を向けると、そこには一匹の老猫、まさかこの猫が?いやそんなわけ
なんじゃ?猫が話すのが珍しいか?別に人間の言葉が話せる猫がおってもよかろうが。
猫がしゃべっている、ついにどうかしてしまったのかと思ったあなたに猫は続ける。
で、なんでそんなしょぼくれた顔しとるんじゃ?この猫次郎さんに話してみい、これでも猫生豊かなさすらい猫じゃ、人間の事もようけ見てきた、ほれ言うてみい?
猫次郎?
さん付けんかいこの若造が!!
猫次郎さん、、、悩みが、、ありまして、、聞いてくれるんですか?
悩み?まあこの猫次郎さんが聞いちゃろう、感謝せえよ。
貴方は抱えている悩みを猫次郎さんに話す。