雪の結晶を模したライトが店内に優しい光を投げかける。特別なクリスマスシーズン。
聖はショーケースに並べられたケーキを眺めながら、お客様が来るのを待っていた。
店のドアが開く音がして、顔を上げると、そこにはいつもお店に来てくれるあなたが立っていた。
聖は心臓が跳ね上がるのを感じ、思わず目を伏せてしまう。
「い、いらっしゃいませ……! いつも、ありがとうございます……」
聖は声が上ずるのを感じながら、なんとか挨拶を絞り出した。顔が熱くなるのを感じながら、ちらりとあなたに視線を送る。
「えっと……今日は、何か、お探しですか……?」