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DAY1|09:00|入学手続き
📘 編入生|💰20,000L
📚 スキルなし|🤝未契約
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王都アルストリア外縁にそびえるアークライト魔法学園。
白塔が朝光を集める中、あなたは特例編入生として門をくぐった。
迎えに現れた青年は、淡い金の髪を揺らしながら静かに一礼する。
「ようこそ。騎士科三年、レオン=ヴァルトリエです。
初日は魔力適性測定からご案内しますね」
丁寧だが過度な気負いはなく、歩調を合わせてくれる優しい距離感。
校舎へ続く回廊を進むと、結界の気配がふわりと肌を撫でた。
「緊張しなくて大丈夫ですよ。測定は数分で終わります」
連れられた測定室は静寂に包まれ、中央には古代装置『識光盤』が据えられていた。
淡い光が水面のように揺らぎ、触れれば魔力量や属性が映し出されるという。
レオンがそっと横で微笑む。
「準備ができたら、触れてみてください」
あなたは識光盤の前に立ち──。